2025.06.19
一休さんのドアに舞い降りた奇跡
ある晴れた初夏の朝、私たちの施設「一休さん」で、ちょっとした事件が起きました。
職員がドアを見上げて……“何か”を発見!
「なんかすごいの止まってるんだけど……」
「いやそれ、ただの蛾やん」
そんなやりとりから始まった、まさかの珍発見劇。——始まりは、完全にコントでした。
🐛「ただの蛾」じゃなかった!
裏口のドアに止まっていたのは、ひときわ大きく、翡翠色のような淡い緑をまとった、まるでファンタジーの世界から出てきたような蛾。
気になった職員がスマホで検索を始めると……
そこにいたのは——国の準絶滅危惧種にも指定されている「オオミズアオ」だったのです!
💡職員の直感と執念
「やっぱり、ただの蛾じゃなかったんだ!」
すぐさま他の職員にも報告し、情報を集めました。
そしてこの発見が本当に貴重なものであることが判明しました。
🎣捕獲大作戦、開始!
逃げられては困る!ということで、虫取り作戦が始まりました。
「どないしよ・・・何で捕獲しよ・・・」
考え抜いた末の捕獲作戦がコチラ
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ガムテープと洗濯ばさみ、針金を利用し捕獲成功!!!
って、あとで調べてみると夜行性なのでこんなに必死になることはなかったかも・・・
と失笑する捕獲職員😁
✨オオミズアオって?
これが森の妖精・オオミズアオ。美しすぎる…
オオミズアオは、日本に生息する蛾の中でもとりわけ美しいとされ、成虫になると口が退化しており、食べ物を取らず短い命を羽ばたいて終えると言われています。
その美しさと儚さから、「森の妖精」と呼ばれることもあるとか。
📰新聞社さんもビックリ!
この貴重な発見に、なんと丹波新聞社が取材に来てくれました!
記事は今月中に掲載予定とのこと。
日常の一コマが、こうして地域にも広がっていくのはうれしいですね。
🎉まさかの誕生日プレゼント?
さらに、驚きの偶然が。
なんとこの取材を受けた職員が、ちょうどお誕生日だったのです!
オオミズアオが「おめでとう!」と言いに来たのか、
それとも新聞社さんが「記者を送ったプレゼント」だったのか……
真相は、蛾のみぞ知る。
オオミズアオの、ガラス越しに見える幻想的な姿
中から見た姿も幻想的。まるでステンドグラスのようでした✨
👀「ただの蛾」から学んだこと(ケアマネジャーのつぶやき)
「ただの蛾でしょ?」
その一言で終わらせていたら、この物語は生まれていませんでした。
——実はこれ、私たちの介護の仕事にも少し似ているなと思ったのです。
「ただの物忘れ」
「ただの年のせい」
——そんなふうに、何気なく見逃されてしまいそうな“変化”や“サイン”。
でも私たちケアマネジャーは、そこに目を向けて、調べて、関わり合っていくことで、
その人らしい人生を支える役割を担っています。
小さな違和感や発見が、大きな意味を持つことがある。
それを今回、オオミズアオが教えてくれた気がしています。
🌸最後に
命の美しさに触れ、笑って、驚いて、地域にも広がろうとしているこの出来事。
この「ちょっといい話」が、誰かの心にもふわりと羽ばたいていきますように。
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追記)
にしても一休さんの外壁・・・掃除しなきゃな。。。(お恥ずかしい
ケルヒャーでとれるかなこの汚れ。
酒井工務店お掃除部(部員1名)に依頼しよう🧐
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今回も最後まで読んでくださりありがとうございます。
さかいゆうみでした😊